2020年4月24日(金)から横浜で、犬の食事療法及びフードへのトッピング食を実践する上で役に立つ調理技術と栄養学、公衆衛生学など知識を学ぶ講座を開催いたします。
本講座では、犬という動物種の内臓や体の特徴に合った食材の選び方、調理法、食材の衛生と公衆衛生学、食材とフードの栄養学、添加物などを包括的に学びます。
療法食を自分の手で作りたい、トッピングから始めてみたい、犬の食事療法を実践で学びたい方にお勧めいたします。
1. 調理理論
自分の手で療法食を作る、フードに手作り食をトッピングして療法食にする、パピーやシニア犬に合った手作り食を作る調理技術を実践で学びます。
・調理用熱源による消化吸収、栄養素の違い
電子レンジ、圧力鍋、電磁調理など調理熱源の違いが手作り食にどのような影響や効用を与えるのかを学びます。
・植物色素の効用を利用する方法
食事療法では植物のもつ様々な色素を摂取することで効用を得ていきます。
クロロフィル、カロテノイド、アントシアニンなど様々な植物色素の効用と組み合わせによる効用を学びます。
・味付けで効用を出す方法
食事療法では食材の持つ味のみで味付けは行いませんが、食欲がない、元気がない、お腹が弱いなどの時には、様々な調味料を用いて味付けをして食養生により胃腸を養生しつつ体をケアしていきます。
ここでは、塩、砂糖、味噌など代表的な調味料による効用を学び、その組み合わせによる効用も学びます。
・調理操作~非加熱、加熱、化学的調理操作
洗う、浸す、漬ける、切る、砕く、凍らせる、煮る、焼くなど様々な調理操作を手作り療法食を作ることを通して学びます。
・毎日の手作り基本食
・養生重湯
・抗がんスープ
・抗がんジュース
・アレルギー養生食
・酵素ジュース
・生薬酵素ジュース など
2. 犬の食療衛生学
わんちゃんの食事を作る、フードを選ぶ上で必要となる添加物、食中毒などについて学びます。また、動物愛護、フードなどに関連する法規を学びます。
・動物愛護管理法
動物が人とともに健康で幸せな時間を過ごすための指針を学びます。
・ペットフード安全法
フードや犬用おやつなどに記載義務のある項目について学びます。
わんちゃんのご飯やおやつを販売したい方への法律上の申請要件なども勉強します。
・添加物について
フード、市販の食品には添加物が使われていることが少なくありません。
天然添加物、保存料、酸化防止剤などの添加物について学び、より安全安心なご飯を与えることが出来る知識を学びます。
・食中毒、食中毒の予防
わんちゃんの食中毒、食中毒の種類、対処法について学びます。
3. 犬の公衆衛生学
手作り食、療法食、トッピング食を作るうえで、気を付けるべき病気、病原体、作ったご飯を新鮮で長持ちさせる知識を学びます。
・細菌、ウイルスなど病原体と疾病
・安全に食べさせるための保管要件 など
4. 栄養学
・五大栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、無機質)の基礎知識、調理上の注意点、消化上の注意点
各栄養素の働き、効用、活かす調理上の注意点、消化を上げるための注意点などを学びます。
・臨床カロリー(熱量)についての知識
理論上のカロリーではなく、わんちゃんの実際の代謝にあったカロリーの計算法(臨床カロリー)を学びます。また、計算数値と実際に食べさせた後の反応(体重など)のギャップの調整法を学びます。
5.療法食の献立作り
わんちゃんの代表的な病気の原因、食事でケアするためのこつ、療法食の献立について学びます。
・心臓病
・肝臓疾患(胆泥症、肝機能障害)
・腎不全
・癲癇、痴呆
・皮膚病
・胃腸病
会場:
すこやか和漢自然医療アニマルクリニック 横浜市西区南浅間町20-2
日時:全4回
第1回 2020年4月24日(金)
第2回 2020年5月15日(金)
第3回 2020年6月26日(金)
第4回 2020年8月28日(金)
講師:
森 研一 獣医師、調理師
プラーナ&すこやか和漢自然医療アニマルクリニック
費用:18万円(税込)オリジナルテキスト、食材費、認定証発行代込み
受講後に受講内容の習得具合を確認し、合格者には一般社団法人犬猫の食と自然医療の学校より「犬の食養調理インストラクター師範」を授与いたします。
お申込み:
プラーナ和漢自然医療アニマルクリニックのFBページのメッセンジャー又は当院HPからお名前とご連絡先とともにお申込みください。