診療の流れ

東洋医学の診察法である四診(問診、望診、切診及び聞診)、当院独自の診察法で診療し、食事療法、漢方療法、マッサージ、鍼灸で治療を行います。

1.問診


ご家族に問診票をご記入頂きます。

問診内容はご心配の健康状態の他に、住環境、食生活等の普段の生活状況も含んでいます。

問診を基にお話をさせていただきながら、環境、ご家族そしてライフパートナーの関係を把握し、病気やこれからの健康リスクについて理解していきます。

以前に他の動物病院様での検査成績等ございましたらご持参ください。
検査成績も加味してより深く診断いたします。

2.診察

ライフパートナーの肉体と精神について、全身の状態観察&舌の観察(望診)、切診(触診)、そして呼吸、声、匂いなどの観察(聞診)により把握し、調和のとれている部位及び助けが必要な部位について診断します。本ステップを通して、住環境、食生活等の普段の生活状況がどのように身体に作用しているのかを把握します。

触診は漢方及びマッサージで治療を行うために独自に開発した方法です。
内臓血管反射、内臓皮膚反射を応用し、全身及び局所の冷え、浮腫み、シミ、ほくろ等の以上から臓器機能の状態を診察いたします。病気の根本の究明から未病(検査数値等に現れない病気の前段階)を知ることができます。

3.食事療法・漢方療法・マッサージ療法

診察結果から、食事療法、漢方療法、マッサージ療法により治療を行います。

◎食事療法

診察により判明した臓器の機能異常の多くは食事で改善&治すことが可能です。
現在の食事内容(ドライフード、手作りご飯等の内容)をお聞きし、ご家族のライフスタイルに合わせて食事療法(献立)を処方致します。

ドライフードを与えている方:

診察結果とドライフードの分析に基づき、お使いのドライフードを病気を治す療法食にするための方法を処方いたします。

手作りご飯を与えている方:

診察結果から、症状を治す、臓器機能を正常に戻すために必要な食材を検討して、最適な食事療法’献立)を処方いたします。

食事療法中に生じる様々な症状の変化、質問等にも対応し、治るまでサポートいたします。

◎漢方療法

癌、腎臓病、心臓疾患などの難治性疾患で、食事療法では治療効果が得られるまで比較的長い時間を要すると考えられる場合には、診察結果に基づいてその子にあった漢方を調合して処方いたします。漢方の与え方は、食事に混ぜたり、そのまま与えたり、煎じ液として飲ませたりと、その子が無理なく服用できるように考えて処方いたします。

◎マッサージ&鍼灸

診察により判明した冷え気を、浮腫みなどの異常部位をマッサージすることにより臓器の機能を正常に戻します。ご家庭でも出来るように診断の仕方、マッサージの仕方をお教えいたします。マッサージで症状の改善が認められないと考えられる場合には、温灸及び鍼でより強い刺激を与えて改善を図ります。

大切なご家族の病気の治療にはご家族の参加が欠かせません。
ご家族と一緒に、食事療法、漢方、マッサージ、鍼灸の4本柱で病気の根本治療を行っていきます。